東京の騒音
東京では地方の閑散とした地域と異なり、夜でも音がします。
静かな環境でなければ寝られない、という人は、意識して騒音の少ないエリアに住む必要があるでしょう。
ここでは、主な注意すべき音について紹介します。
車
都内では常に車が走っています。
たとえ夜であっても、大きめの道路を中心として、車は走っていると思いましょう。
このため、単に車の走行音だけでなく、ドアの開け閉めによる音なども発生します。
駐車場があるアパートやマンションでは、車を利用している住民が帰ってくると、当然音がすることになります。
夜でもそうした状況になることがありますので、このような車に関する音はいつでもあるものと思いましょう。
スーパーの近くなどでは、訪れる人の車の音が発生します。
決して地方のように夜は静かになるということはありません。
電車
電車も夜遅くまで通っています。24時を過ぎても走っていますし、朝は早ければ5時には電車が通り始めます。
このため、線路の近くに住む場合は、電車の音も意識をする必要があります。
どれくらい線路から離れているかで、音のボリュームが異なります。
音が気になる人は、線路から離れた位置に住むことをお薦めします。
飛行機
東京には羽田空港という飛行場があります。これは大田区にあります。
当然、飛行機の離着陸がある関係上、その際に騒音が発生します。高度も低くなっている状態のため、余計に音が聞こえやすくなります。
ただ、大田区の空港近辺にはそれほど賃貸物件も無いため、あまり意識する必要はないかもしれません。
また、東京湾側に一度出てから離着陸することが大半のため、よほど近くに住むのでない限りは問題となる騒音にならないこともあります。
気になる方は、賃貸物件を内見する際に、飛行機の飛び具合や音の伝わり方も確認するとよいでしょう。
近隣住民
アパートやマンションの隣や上下の階に住む人を近隣住民とします。
この近隣住民が発する音も、騒音として気になるかと思います。
気になる人は、出来るだけマンションに、そしてより防音性が高いと思われる構造のマンションに住むとよいでしょう。
ただ、防音性が高くても、特に上下に関しては結構音が伝わりやすくなっています。特に上の階の音は、歩く音などが気になります。
このため近隣住民の音を極力防ぎたい場合は、最上階の角部屋を選択するようにしましょう。
集団による騒音
近隣住民ではなく、住居外での騒音も気になるかと思います。
ここでは、車などによる音ではなく、人による音について取り上げます。
人が集まるような場所では、時として集団で大きな声を出して会話することがあります。
この手の会話も、特に夜に声が響き、気になるかと思います。
人が集まりやすい場所として、繁華街はもちろんのこと、コンビニ、公園、ドラッグストア、カラオケボックスなどが挙げられます。
お酒を飲む場所、もしくはお酒を買いに行くような場所の近くも騒音を発する人が集まる可能性のある場所です。
24時間営業をしているお店なども深夜に人が集まる可能性が高いため、騒音が気になる人は少し離れた位置に住むようにするとよいでしょう。
学校周辺
東京には多くの学校が存在します。
学校周辺は、日中、学校の行事などの関係で騒がしくなることがあります。
また、夜であっても、たとえば大学などの近くであれば、大学生が周辺で騒ぐこともありえます。
大学近くの賃貸物件では、大学生の溜まり場になることも多く、深夜でも騒ぐこともありえます。
騒音が気になる方は、この辺りも考慮に入れ、賃貸物件を探しましょう。
暴走族
珍妙な音を立てて道路を走る集団が暴走族です。
昔は多く存在していましたが、最近では数が減っていることもあり、あまり存在を感じなくなっています。
特に東京では、よほどの地方出ない限りは見かけることも無いと思われます。
ですが、都心ではなく、東京西側に行くと、いるかもしれません。
暴走族の有無に関しては、事前に不動産屋に聞いてみましょう。
大きな道路に面していると、暴走族が通るルートとなることがありますので、気になる人は大通りから少し中に入った場所に住むことをお薦めします。